データ分析やりたい、知りたい、
でも僕文系・・・
な人って結構いるんじゃないかと思います。
そういう人向けのロードマップを書きます。
あと理系だけど、統計苦手とか、
専門じゃないけど触れておきたい
人にも役に立つと思います。
前提
目標
統計検定二級をとる
なぜ統計検定二級かというと
- 一級だとしっかり数式がわからないといけない
- 三級だと理論にあまり触れない
からです。
この記事が役に立つ人の目標ラインとしては二級が妥当かと。
資格所持に価値があるか、というのは人によるとは思います。
(少なくとも就職や転職ではあまり役には立たない印象です)
が、資格試験ベースで勉強すると、過去問を解くことで進捗が可視化できます。
自分の成長を確認したり、弱点がわかりやすくなるので、
勉強の目標としては有効だと思っています。
(何より合格できるとうれしい!)
入門編
- 作者: 向後千春,冨永敦子
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2007/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 17人 クリック: 153回
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別名アイス本。
統計の説明と、それ以外のバランスが適切だと思います。
読んでいて苦にならないのでサラッと読んで、
この後の理論書を読んでる最中に時々戻ってくる感じです。
その他、マンガやラノベの入門書としてはありますが、
統計の説明があんまり上手く入ってこなかったので、
私はアイス本がおすすめです。
ちなみに私は図書館で最初見つけて惚れ込んで、
自分で買って持ち歩きすぎて一回なくし、
再度購入したくらいこの本が気に入ってます!
初級編
- 作者: 田中豊,中西寛子,姫野哲人,酒折文武,山本義郎,日本統計学会
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: 単行本
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え、いきなり教科書?って感じですが、
用語とか、対象範囲を押さえるのに使います。
もちろんこれだけだと理解はかなりつらいので、
統計ってこういうこと学ばなきゃ行けないんだ、
くらいのことをインプットするくらいの割り切りで。
用語を書き出して慣れたりするのがいい感じです。
理解編
- 作者: 東京大学教養学部統計学教室
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1991/07/09
- メディア: 単行本
- 購入: 158人 クリック: 3,604回
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通称赤本です。
かっちりした教科書なので、合わない人もいるかもしれませんが・・・
ただ、やはり入門者がきっちり理解する、という点ではこの本はベストかと思います。
(各章末尾にある演習問題はやらなくて良いかと)
実務のデータ分析に近い感じで勉強していきたい、という人は、
赤本の前に下記の本を挟むといいかもしれません。
EXCELビジネス統計分析 [ビジテク] 第2版 2013/2010/2007/2003対応
- 作者: 末吉正成,末吉美喜
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/01/25
- メディア: 大型本
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こっちはエクセルでデータ分析を試す構成になっているので、
(図もかなり多い)
データ分析が知りたい方に軸がある方はあってると思います。
私も赤本の前に挟んでます。
習得編
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2013〜2015年]
- 作者: 日本統計学会
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2016/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここまでくると、
あとは二級の問題集を繰り返し解いて、
傾向対策が出来れば十分受かると思います。
自分は、もう少し整理しつつ、計算問題を増やしておきたい、
青チャートみたいなのほしいと思ったので、
下記も追加しました。(教科書で範囲外がどうか確認しつつですが)
- 作者: 上田拓治
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2009/05
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 65回
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発展編
ここから先は
2級は受かる力はついたけど、
もう少し統計詳しくなりたい人向け。
- 作者: 馬場真哉
- 出版社/メーカー: プレアデス出版
- 発売日: 2015/07/14
- メディア: 単行本
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あんまりネットで見かけませんが
緑本に入る前の総復習+緑本の予習に良い本です。
今までの流れだと、モデリング周りが弱いので、
これで補うと良いんじゃないでしょうか。
そして、緑本。
データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC (確率と情報の科学)
- 作者: 久保拓弥
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/05/19
- メディア: 単行本
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読みましょう。
ここまでくると、専門家じゃないけど統計の教養ある人にしては
オーバーパワーな感じにはなってると思います。
二冊ともRのコードが載ってますが、
最悪読み飛ばしてもエッセンスはわかると思います。
ここから先のステップ
もう少し統計の数学力をつけたい、という人はこの本とか。
- 作者: 永田靖
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 23人 クリック: 398回
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データサイエンティストの力をつけたい、という人は
線形や微積をやりつつ、パターン認識に手を出し始める必要があるかと。
あとは、プログラムですね。
R,Python,SQL場合によってはHadoopやその他基本的なIT知識など。
その辺についても、そのうち書きたいと思います。